「間」を意識する喋り。
今日は少しだけ、私がラジオの生放送中に感じている少し不思議(SF)な……でも、確かな手触りのある話をしましょうかね。へへへ。
いやいや「なんかスピリチュアルなこと言い出したぞ?」と不安に思ったみなさん、安心してください。スピリチュアルですよ!…はい、うそうそ。全然そんな話ではありませんので読み進めてみてください。
マイクの前で喋っていると、ごく稀に「今、ラジオの向こうで誰かの心が震えたな」と肌で感じる瞬間があります。小宇宙と書いて[コスモ]を感じる。←いや、だからスピリチュアル寄りはヤメ。
目の前にリスナーさんがいるわけではない。でも見えない電波を伝って、誰かの心と「共鳴」した感覚がある。そして不思議なことに、そういう感覚があった日には、必ず「今日のあの言葉、刺さりました」というメッセージが届きます。昔どなたかが『ラジオは共振、共鳴のメディアだ!』って仰っていて、それは本当にその通りだと思うんです。心がシンクロする瞬間が確かにある。(あっ、シンクロで思い出した!堀内貴之さんだ。)
この「ラジオの向こうと感情が繋がった」という、まぁまぁなスピリチュアルな感覚。あながち間違ってはいないんですよ。
感情は「声の微細な震えと息遣い」に必ず乗る。
心を込めた瞬間、と言うか「グーッと集中した」瞬間、人間の体には無意識の変化が起きます。呼吸が深くなり、声帯の張りが変わり、言葉と言葉の「間」がコンマ数秒変化するんです。意図して作ったテクニックではなく、心が動いたことで生じる「微細なノイズや震え」です。人間の耳(脳)は非常に優秀で、表面的な上手い下手ではなく、この「本気の波長」を無意識にキャッチするようにできています。
私が喋り方の講師をやる時に必ずお伝えすることの一つが、この「間」について。大切なことを伝える前に「ひと呼吸の間」を作る。そうすることで「大切な言葉に、呼吸による音圧」がかけられる。要は声に重みが増すんです。
でもね、ただ闇雲に言葉と言葉の間に時間を作りゃ「間」が作れるかって言ったらそんな事はなくて。「間」というテクニックが身につくまで、特に若い頃は私もなかなかの失敗を経験しました。
あれは20代後半の頃のお話し…。